リカバリインストール

  1. パソコン修理・データ復旧
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リカバリインストールとは

リカバリインストールとはOSインストール方法の一つでメーカーパソコンを購入時の状態に戻す復元作業の事です。
一般的にはソフトウェアの障害でWindowsが壊れたり不具合が起きた際に一旦システムドライブのデータを消去して正常なOSを入れ直し正常なWindows環境のもとパソコンを使用できるように再構築する作業となります。
ハードディスクが故障したメーカーPCを修理する際には部品を交換した後に通常このリカバリインストールと言う作業を行いWindowsが起動できるよう修理する形になります。
リカバリインストールの呼び名は色々ありますがリカバリとかNECでは再セットアップと言ったりパソコンの初期化とか再インストールとかシステムリカバリとかありますが一般的にメーカーPCで色々カスタマイズしたWindowsイメージをハードディスクにインストールするのがリカバリインストールと言われます。

リカバリインストールで修理
OSやソフトウェアに不具合のあるパソコンを修理する場合、特にデータや設定など今までの環境が不要であればリカバリインストールで直ります。
ハードディスクが故障したパソコンは正常なパーツに入替えてリカバリインストールでOS環境をリカバーすれば再びWindowsを使用出来るようになります。
ソフトの故障だけであればソフトの修理だけで済みますがHDDの故障で交換・取替える場合はハードの修理とソフトの修理両方が必要と言う事になります。

リカバリインストールのメリット

  • Windowsの不具合がソフトの問題であれば改善する
  • レジストリの肥大化やソフトの入れすぎで動作が遅い・重い場合は改善する
  • Windowsのソフトクラッシュで起動しなくなったパソコンの起動が復旧
  • Cドライブにウイルスが入っている場合ウイルスも消える
  • ハードディスクに問題があるか判らない場合の判断材料になる

リカバリインストールのデメリット

  • 今までのデータや設定が消えてしまう
  • 不具合があってもハードの問題であれば直らないので改善しない
  • 初期状態に戻る為、今までの状態へ再構築するのが大変
  • ハードディスクに物理的な不具合がある場合は直らない

リカバリインストールの前にバックアップ

リカバリインストールをすると今までのデータが消えます。
必要なファイルやデータがある場合はバックアップが必要です。
Windowsが入っているCドライブ・システムドライブはフォーマットされる為間違いなく消えます。

ですのでドキュメントに保存したファイルも個別にインストールしたソフトも設定もメールのデータもデスクトップ上のデータも全て消えてしまいます。
復元プログラムの仕様によって様々ですがリカバリ領域以外全て消さないとリカバリできないパソコンの場合は復元部分の領域以外全てのデータが消えてしまいます。
Cドライブのみリカバリすると言うモードがある場合は例えばDドライブがある場合、通常Dドライブのデータは残ります。
大切なデータがある場合はリカバリインストールする前に必要なデータだけ外付けHDDなどにバックアップをしないとなりません。

もし論理的な障害でWindowsが起動しなくなってバックアップもできないパソコンからデータを取り出したいファイルを救出したい保存していた写真や画像ファイルを復元したいなどお困りの場合は当店のデータ復旧サービスでファイルの救出を行っておりますのでご希望ありましたらリカバリされる前にデータ・ファイルを取り出したい旨ご相談ください。

またデータを移す前に誤ってリカバリしてしまった場合でも出来る限り復元・復旧させ大事なファイルを取り出す事が可能です。
リカバリインストールでデータが上書きされてしまったセクタにあるデータは戻りませんがフォルダやファイルが消えてしまっても内部のセクタに収まっているデータが上書きされていない部分であればファイルやフォルダを復元復旧させデータを救出できる部分があります。

以降ハードディスクを動かさないようにして諦めずにデータ復旧・救出をご相談ください。
更に物理障害でWindowsが起動しないパソコンでもファイルの回収を承っております。
障害のあるハードディスクはデータを読み出そうと無理に動かせばどんどん悪化し復旧できるものも復旧できなくなってしまいます。
ファイルの復元フォルダごとの救出などできる限りのデータを確保したい場合はパソコンを動かさないで当店までご相談ください。
修理と同時に復旧サービスも承る事が出来ます。

リカバリインストールでソフト障害かハード障害かの原因切り分け方法

動作が異常に遅くなってしまった場合やWindowsが起動しなくなってしまったパソコンでソフトウェア問題なのかハードウェア問題なのか原因を特定したい場合、今までのOS環境・データや設定・保存ファイルやインストールしたソフトなど全て消えてしまってもかまわないのであればリカバリインストールする事によりどちらの問題のか判断する事ができます。
インストールが正常に完了してその後Windowsの動作も問題なく復旧したのであればソフトの問題で不具合が発生していたと判断できます。
一方、リカバリが出来なかったり途中でエラーになったりインストールは完了したがWindowsの動作が異常に遅かったりエラーが出て不安定な動作をするのであればハードの異常と判断できます。
リカバリインストールする事により正常なWindows環境が導入されますのでソフトウェア的には正常な状態になると言う事になります。
よってソフト問題なのであればリカバリ以降正常に復旧し問題なく動作しなければなりません。
ハードディスクのリカバリ領域も正常、各パーティション構成も正常なのにリカバリ出来なかったり出来ても正常に動作しないなどパソコンの動作に不具合が出るのであればそれはハード関係に問題があると考えられハードの修理が必要です。
ハードの修理を要する一番可能性が高いデバイスはハードディスクの故障・障害・異常です。
故障しているパソコンはリカバリしても直りません。
パーツを取替えてから修理するようになります。

ハードディスク交換後のリカバリインストール

ハードディスクを交換する際はリカバリディスクを使用してリカバリインストールを行います。
何故交換するとリカバリインストールが必要なのか?交換しただけではダメなのかと思われる方も居るかもしれませんが取替える新しいハードディスクには何もデータが入っていません。
その為 OSもリカバリ領域も最初から入っていません。
壊れたパソコンの内蔵ストレージを入替えただけではWindowsは立ち上がらないのです。
Windowsが起動・使用できるよう修理するには正常なパーツを取り付けた後にOSを入れなければなりません。
メーカーパソコンの場合そこで使用するのかリカバリディスクです。
リカバリディスクでインストールをする事により工場出荷時相当のWindowsイメージがハードディスクに導入・組み込まれてOSが起動・使用できるようになります。

まだリカバリディスクを作成していない場合
もしハードディスクに障害があってもまだWindowsが起動・稼動する状態なのであれば至急マニュアルに沿ってリカバリディスクをお作りください。

動くが作成方法が判らない場合は部品を取り替える前に当店で作成まで承る事も可能です。
※Windowsが正常に稼動しパソコンに搭載されているリカバリディスク作成ツールを利用して作成出来る事が前提

リカバリディスク

交換作業時に使用するリカバリディスク

作成する前に故障してしまった場合
もしリカバリディスクを作成していないままハードディスクが壊れてしまった場合やWindowsは何とか動くがエラーでリカバリディスクが作成出来なかった場合でもメーカーからリカバリディスクが購入できるものやパソコンの状態によっては交換修理時にそのままリカバリインストールで対応出来る可能性もございます。
ハードディスクが壊れて交換したいがリカバリディスクが無い場合や作成していない場合でも諦めずにご相談ください。

尚、パソコンによっては修理で交換後にリカバリインストールしようとしても取り付けたHDDがリカバリインストールにマッチングせずリカバリ時にエラーになったりセットアップ時にエラーになったりしてそのままリカバリが出来なくなる機種もあります。
もしそのような機種でも当店では交換修理の際に調整してリカバリインストールさせてWindows起動まで構築する事が可能です。

リカバリディスクとリカバリ領域

昔のメーカーの機種ではリカバリディスクと言うパソコンを初期状態へ戻すディスクが付属されていましたが最近の機種は殆どのパソコンでリカバリディスクが付属せずハードディスクの中にリカバリ領域と言うものを設けています。
リカバリ領域は通常隠しパーティションとなっておりWindowsのコンピューター・マイコンピュータにはドライブとして出てきません。
通常の操作方法の範囲ではリカバリ領域は消せないようになっています。
リカバリインストールをしたい場合は、そのリカバリ領域から立ち上げて行うのが一般的です。
しかしながらリカバリ領域はOSが入っているシステムドライブ同様ハードディスクの中に入っています。
ソフトウェアの障害や誤ってリカバリ領域のパーティションを消してしまったなどトラブルや誤った操作でリカバリが行えなくなってしまう可能性も有り得ます。
そんな万が一のトラブルに備えて殆どのパソコンでは使用されるユーザー自身が内蔵されているリカバリディスク作成ツール等を使用して復元ディスクを作成出来るようになっています。
メーカーの機種を購入した際には万が一に備えまずリカバリディスクを作成して取って置くのが一般的です。
仕様や年代や機種により様々ですが通常であればCD-RやDVD-RやBD-Rなどを使用して作成します。
USBメモリのメディアに作成できる機種もあります。
ハードディスクが故障したメーカーパソコンを修理する場合、通常であれば交換した後にこのリカバリディスクを使用してソフトも修理しなければなりません。
リカバリインストールを行う事により工場出荷時相当のWindows環境が立ち上がり起動が回復します。

リカバリインストールの方法

リカバリインストールを行う場合は二通りの方法があります。
リカバリ領域からあるいはリカバリディスクからインストールするのかと言う事になりますがハードディスクを交換する場合はリカバリディスクから行います。

リカバリ領域から行う方法
通常であればリカバリ領域から行いますがパソコン起動時に復元領域から立ち上げてリカバリプログラムを起動させるようになります。
リカバリ領域はDtoD領域(Disk to Disk)などと言いその領域から復元する方法をDtoD方式とか言う場合もあります。
リカバリ領域を立ち上げる方法はNECや富士通・SONY・東芝などパソコンメーカーにより様々で起動時にファンクションキー(F10やF11やF12やF4など)を押して立ち上げるものや東芝dynabookだと0キー(ゼロキー)を押して立ち上げる機種や富士通FMVなどはサポートボタンやブートデバイス選択画面からトラブル解決ナビと言うリカバリプログラムを立ち上げてリカバリを開始する機種もあります。
SONY VAIOではASSISTボタンからVAIO CareレスキューやVAIOリカバリーセンターなどのリカバリプログラムを立ち上げる機種もあります。
パナソニックレッツノートではBIOSセットアップ画面からインストールを開始する機種もあります。
メーカーや機種により立ち上げ方も様々ですが理屈は同じでリカバリ領域や回復領域からリカバリプログラムを立ち上げると言う事です。
以降は画面の指示に従いリカバリインストールを開始しイメージ展開後Windowsが起動するようになります。

リカバリディスクから行う方法
リカバリディスクからリカバリプログラムを立ち上げる場合は、BIOSで立ち上げようとするブートデバイスの優先順位を先頭の一番目に持ってくるようにします。
通常ですとハードディスクが最優先のブートデバイスになっていますのでそれを上回るブートデバイスとして選択します。
通常であればCDやDVDやBDなど光学メディアでブートさせますのでDVDドライブやブルーレイドライブなど光学ドライブをブートデバイスとして選択します。
ブートディスクは通常リカバリディスクの1枚目になりますのでブートディスクを入れてリカバリプログラムを立ち上げるようになります。
最近ではUSBメモリなどにリカバリディスクを作成できる機種もあります。
USBメモリの場合はUSBメモリをブートデバイスとして選択します。
何事も別のデバイスで立ち上げたい場合は立ち上げようとするブートデバイスを指定してあげるのがポイントです。
以降は画面指示にしたがいインストールを開始させますがリカバリディスクから行う場合は、一旦ディスクイメージのデータをリカバリ領域に収納してからCドライブに復元・展開されるパソコンが多いです。
リカバリ領域まで復元されるディスクの場合はインストール後に再び初期化したい時、内部の領域から実行する事もできますが、リカバリ領域まで復元されな場合は以降もリカバリディスクからしかインストールが出来ません。
メディアが壊れればリカバリ出来なくなりますのでメディアにキズが付かないよう大切に保管されるようお勧めします。

主なリカバリプログラム

  • TOSHIBA Recovery Wizard
  • VAIO Careレスキュー
  • VAIOリカバリーセンター
  • NEC 再セットアップ
  • NECリカバリーツール
  • 富士通 トラブル解決ナビ
  • Dell DataSafe リストアと緊急バックアップ
  • HP Recovery Manager
  • Lenovo OneKey Recovery
  • ONKYO リカバリツール
  • Norton Ghost

リカバリインストールとWindowsインストールの違い

リカバリインストールとはWindowsのOS以外にプレインストールされていたアプリケーションソフトや専用のユーティリティソフト・専用のデバイスドライバなど全て含めた工場出荷時相当のリカバリイメージをハードディスクのCドライブに展開する事によりパソコンを購入した時のWindows環境相当の状態へ回復する作業となります。
リカバリする事により工場出荷時相当の環境が立ち上がるようになります。
いわゆるメーカーパソコンの初期状態です。

一方、Windowsインストールの場合はリカバリとは異なりOSしか導入されません。
アプリケーションソフトもWindows標準搭載のソフトしか入りません。
デバイスドライバも標準で入っているドライバでしか認識出来ませんのでそれ以外のデバイスは未認識デバイスとなります。
何か使用したいソフトがあるのであれば自ら手動で個別にインストールするようになり未認識デバイスも認識させたい場合は個別に専用のドライバを入れてセットアップするようになります。

Windowsインストールとは主に自作PCやショップオリジナルモデルなどOSを手動で一から構築していく方法となります。
一方、メーカーPCの場合はそのように一から手動で構築するのは大変で時間も手間も非常にかかりますのである程度簡単にする為に購入時相当のWindows状態を丸ごとイメージ化したリカバリイメージがありそれを展開する事により一発で購入時の初期状態へ戻せるようになっています。

リカバリインストールするとOfficeはどうなるの?

ハードディスク交換を承る際によくお客様から今まで入っていたオフィスのソフトはどうなるのかと聞かれる事があります。
オフィスが元々プレインストールされているパソコンはOfficeのインストールパッケージが付属していると思います。(インストールディスクとプロダクトキー)
昔のパソコンはリカバリ時又はリカバリ後に付属のOfficeのパッケージでオフィスをインストールしてセットアップする事により使えるようになります。
最近のパソコンではリカバリ時にオフィスも一緒に復元されるパソコンもあります。
この場合は初回起動時に付属オフィスのプロダクトキーを入力してセットアップすればオフィスが使えるようになります。
部品を取り替えるとオフィスが使えなくなると言う事はございません。
ご安心ください。