不良セクタ

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不良セクタはハードディスクの故障?

不良セクタとは記憶面であるプラッタの一部の磁性体の劣化やヘッドの劣化などで一部のデータの読み込み書き込みなどが出来なくなる故障です。
バッドセクタなどとも言われます。
要はダメになっている区画です。
プラッタ表面の情報が記憶されている磁気ブロックの一部が壊れると言うものです。
経年劣化であったりヘッドの障害によるキズ・衝撃・振動、データ読み書き中のシーク動作に不具合があったり突然の電源を切るなど外的要因でも発生する可能性もあります。
不良セクタと言うのはハードディスク全体の故障ではありません。

セクタとは1回に読み込み書き込みできる最小単位です。
HDDは通常1つのブロックで512バイトのデータが記憶できます。
1セクタで512バイトのデータの読み書きができるのです。

現在ではAFT・アドバンスド・フォーマット・テクノロジーと言われる形式のHDDも登場しおり記憶面を拡張させ1セクタで4096バイトものデータを読み書きできるようになっています。

このデータの読み書きが出来なくなってしまったブロックに欠陥があると言う事になります。
しかしハードディスクにはメンテナンス機能が搭載されており不良なブロックを正常なブロックに取り替えてくれる機能があります。
代替セクタです。
尚、通常は見る事ができませんがHDDに欠陥があるセクタは予備のブロックに代替されリストに記録されます。
これがGrown Defect List通称Gリストです。
ちなみに工場出荷される前に見つかった欠陥セクタは別なリストに記録され全て正常にデータが読み書きできる状態で出荷されます。
メーカー側で見つかった欠陥セクタのリストがPrimary Defect List通称Pリストです。
出荷される前に見つかる欠陥は製造段階のものですので問題ありませんがハードディスクを使用している過程で生まれてしまった欠陥は問題です。

なぜ使用時に発生したら問題なのか
これは劣化や損傷だからです。
不良セクタは一部分の不具合ですが時には致命的な故障となります。
僅か1ブロックでも当たり所が悪ければwindowsが起動出来なくなってしまう事もあるのです。
何も特別な事はしていないのに突然

このような症状のパソコンはハードディスクの不良セクタが問題あるいは問題である可能性があります。

確認方法
実際に問題があるブロックがあるかどうかは全体をスキャンしないと判りません。
例えば500GBのHDDであれば通常976,773,168個ものセクタがあるのです。
10億個近く個々のブロックがあります。
不良ブロックがあるハードディスクの場合はそのどこかに異常なセクタが紛れ込んでいると言う事になります。
とても1つ1つデータをダンプして確認できるレベルではありません。
通常故障を確認する際はHDDの診断ツールを使用してセクタの応答をチェックします。

SMART値を確認する方法
SMART値は一般のユーザーでもアプリを使用して見る事ができます。
windowsが稼動できる状態であれば代表的なソフトはCrystalDiskInfoです。
このソフトを使用してSMART値を見る事ができます。
値には

  • 代替処理済のセクタ数
  • 代替処理保留中のセクタ数
  • 回復不可能セクタ数

などがあります。
代替処理済の数は実際に問題があり正常なブロックに代替された数です。
代替処理保留中の数は不良ブロックの代替処理を待っている数です。
回復不可能の数は修正・回復不能なブロック数です。
このようにSMART値では不良セクタに対して検知しているものに関しては数値として記録されるようになっています。

判断材料の一つ
SMART機能は完全ではありません。
時にはwindowsが起動出来なくなってしまったパソコンのハードディスクでSMART値の不良セクタ関連の数値が全く問題ない場合でも実際にスキャンをすると不良ブロックが大量と言う事もあります。
SMART値はあくまで故障を確認するための参考情報の一つとして活用するべきです。
尚、本来正常なドライブには不良セクタは一つも出来ません。
ですのでSMART値も増えません。

代替処理済が増える場合は既に壊れている場合がある
例えば代替処理済のセクタ数が1つとか数個など僅かなだけで以降はパソコンを使用しても増えない状態なのであれば微々たるもので障害は広がっていないと言う事になりますのである程度安心して使用する事ができるでしょう。
しかし代替処理済のセクタ数が何百個とか何千個と処理済みになっていたり使用すればするほど処理済数が多くなるハードディスクは例えSMART値の閾値を下回っていない場合でも使用するべきではありません。
CrystalDiskInfoで健康状態が注意となっている場合でも既に故障しているとお考えください。

たとえその時点で全ブロックにアクセスできる状態であったとしても正常ではないと考えるべきです。
異常発生初期の段階であれば問題なくコピーして部品を交換し今までと変わらない状態で使用し続ける事ができます。
データを維持したまま何とかしたい場合、早めの処置が肝心なのです。

故障有無の判断方法
SMART値に異常がなくてもハードディスクの表面スキャンで読めないブロックやデータ応答異常遅延が診られる場合は故障。
SMART値の代替処理済みセクタが発生している場合でもスキャンで異常が診られない場合はその時点でとりあえず正常と判断します。

読み込めない領域が広がり増え続ければ代替済みの数も増えて続け閾値も下回りSMARTエラーとなります。
そのころには不良ブロックが多数出ているかデータが読み込めたとしてもアクセスの異常遅延が多数発生していることでしょう。
そうなればシステムファイルが壊れwindowsが起動できない状態になってしまったり起動が異常に遅い立ち上がった後も異常に遅い・パソコンがフリーズしたりアプリのウインドウなどが応答なしになるなどの状態になってしまう事でしょう。

安心して使用できますか?
たとえ全セクタのデータ読込みが出来て異常遅延もみられない状態など故障していなくても代替処理が多くあるストレージで大事なデータを保存したまま安心してパソコンを使用する事ができますでしょうか?
windowsが普通に動作していても取替えをお勧めいたします。

データを残したまま修理できる場合も有り
不良セクタやデータの読み込み異常遅延などが発生しハードディスクが故障しているパソコンでもデータを残したままパーツを交換して修理できる場合もございます。
希望される場合は異常に気がついた以降動作させないようお勧め致します。
壊れたストレージは負荷をかければかけるほどドンドン悪化していきます。
取替えご検討のお客様は是非当店の交換サービスをご利用ください。

不良セクタが多発時はデータ復旧サービスでファイル救出

故障で読み込めなくなりまともにバックアップできない場合やwindowsが起動しなくなってしまったパソコンでも必要なファイルを復旧・救出できる可能性がございます。

診断でデータ救出可能な場合ハードディスクの中に入っているデジカメで撮った写真・画像ファイル・個人で作成したワード・エクセルなどのユーザーファイル・映像・動画ファイルなど必要なデータを復旧出来る限り救出致します。

障害のあるストレージは動かせば動かすほど状態は悪化して救出できるものも出来なくなってしまいますので異常セクタの多発で復旧を希望される場合は以後通電されないようお願いします。

内蔵・外付け問わずファイルの取出しはケーズファクトリーへお任せください。


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