ノートパソコンのSSD交換・大容量SSDへ換装して空き容量を増やす
SSD交換の際のご要望
今回のSSD交換はWindows10の東芝製ノートパソコン搭載のSSDを大容量のSSDへ交換してSSDの容量を増やし元々のSSDから交換するSSDへデータを移行してWindowsの空き容量を増やして欲しいと言うものです。
簡単に言えばノートパソコンのSSDを交換してSSDの容量をアップさせる為のご相談です。
ノートパソコンのSSDを交換したいと言う場合もSSDの故障修理でSSDの交換をしたりパソコン・Windowsの動作を速くしたい為にHDDからSSDへ交換したりなどSSD交換も色々ありますが、正常動作しているノートパソコンでもSSDやHDDの空き容量不足でSSD換装やHDD交換を希望されると言うお客様も多くいらっしゃいます。
今回のSSD交換は元々ノートパソコンに搭載されているSSDを取り外して容量の大きいSSDへデータをコピー(SSDのクローン作成)して交換するSSDを取付けてSSDの容量が増えた分をCドライブに合体して空き領域を増やすと言うSSD交換でノートパソコンのSSDを容量アップする目的でのSSD換装作業になります。
元のSSDより大きい容量のSSDへ交換して容量不足の問題を解決
SSD搭載のノートパソコンでも元々のSSD容量が少ないのでCドライブの空き容量が不足してwindowsの更新ができないとかSSDの容量が少なく空きが殆どなくてWindowsが不安定だったりパソコンの動作が遅いなどお困りのお客様。
HDDでもSSDでも故障でなければデータを消さないで大きい容量のHDDやSSDへ交換してWindows・Cドライブ内の空き領域を増やして改善させる事ができます。
沢山ファイルをパソコンに保存したいなどの場合もSSDを容量アップする為のSSD交換はお勧めです。
SSD内のデータを消さずにノートパソコンのSSDを交換してSSDの容量を増やすと言うのは通常パソコンメーカーでは行ってないSSD換装作業です。
また例えばSSDが故障した場合でもパソコンメーカーの修理ではHDD交換同様SSD交換でもパソコンを修理する際は交換前と同じSSDの容量になります。
当店では格安にてノートパソコンのSSDを交換して容量アップ・大容量のSSD換装も承っております。
ノートパソコンの仕様によりSSD交換が対応できるかどうかは様々ですのでお気軽にご相談ください。
こちらでは正常動作しているSSD搭載のノートパソコンでデータを消さずにSSDを交換してSSDの容量・空き容量を増やすSSD換装作業の流れをご案内致します。
今回SSD交換でSSDの容量を増やすノートパソコン
今回は東芝製ノートパソコンのSSDを交換します。
dynabook U63/H Windows10搭載のノートパソコンです。
このノートパソコンには元々128GBのSSDが搭載されています。
SSD交換前にノートパソコンの状態チェック
現状のWindows環境や導入済みソフトや設定や保存ファイルなど丸ごとデータを残したままSSD交換で空き容量を増やす場合は、まずSSD換装作業を行う前にノートパソコンを起動させてWindows10が問題なく起動するのか動作確認を行います。
同時に現状のSSDに対してフォーマット形式・SSD内のドライブ構成・MBRなのかGPTなのかや通常見えるドライブ以外に回復・リカバリ領域などSSD内のパーティション構成もどのようになっているのかSSDを交換する前にこの段階で把握します。
ノートパソコンのSSD交換作業
SSD交換作業開始
まずはSSDを交換する為にパソコンの分解です。
ノートパソコンの構造によってSSDが取り付けられている場所も様々です。
SSDの換装作業をする際は、まずノートパソコンのどこにSSDが取り付けられていてどのようにすればSSDを取り外せるのかSSDを交換する前にSSDの設置場所を把握する必要があります。
今回のノートパソコンはSSDを取り外す為にパソコン本体を裏返しネジを外して裏のケースを取り外していきます。
ネジを外したらケースのツメを破損させないよう慎重に裏面のカバーを外して行きます。
カバーを外してSSDの交換が出来るかと思えば....メモリや無線LANなどの基板は見えるものの肝心のSSDが見当たりません。
大変です!!
嫌な予感しかしません。
まさかのSSDを交換する為にマザーボード丸ごと全部外さなければなりません。
SSDを交換する前にバッテリーやフレキシブルケーブルやCPUファンやネジなどを取り外してSSDが付いているマザーボード自体を取り出して行きます。
ようやくマザーボードを摘出する事ができました。
ひっくり返してやっとSSDが取り付けられている場所を確認する事ができました。
こちらのノートパソコンのSSDはサムスン製128GBのSSDが搭載されていました。
M.2規格のSSDで2280サイズでSATAのSSDです。
SSDを交換する際は同じ規格のSSDで交換しなければなりません。
今回のノートパソコンは500GBのSSDへ交換とご依頼いただきましたのでM.2で500GBのSSDで交換していきます。
今回ご用意したSSDはWestern Digital(WD)製で500GBのSSDです。
こちらのSSDと取り替えます。
まずはSSDのクローンを作成
今回のSSD交換は現状のwindows10の環境や保存データを維持したままCドライブの空きを増やすと言うのが目的となりますので、まずSSDを取り付ける前に元のSSDのクローン・複製を作成しなければなりません。
ネジを外して元のSSD基板を取り外して専用のクローンツールで元のSSDのデータを交換するSSDへ丸ごとコピーします。
クローンツールによってはSSD交換後に一部の構成が変わってしまいデータを移行してもWindowsの起動が出来なくなってしまうなどSSDを交換はしたもののSSDの複製に失敗してパソコンが起動しないなど問題が発生する場合もありますので確実なSSDのクローンを作成してからSSDを換装します。
SSDを取付けて組み戻す
データのコピーが完了したらマザーボードのM.2スロットへSSD基板を装着します。
尚、M.2規格のSSDであれば何でも適合するものではありませんのでSSD交換の際は注意が必要です。
今回はSSD交換により128GBから500GBへSSDの容量がアップしました。
あとはマザーボードを筐体に戻してノートパソコンを元通りに組み戻していきます。
TOSHIBA Setup Utilityで認識を確認
ノートパソコンの組み戻しが完了したらパソコンの電源を入れてBIOS画面を立ち上げて交換したSSDが正常に認識されているか確認します。
SSDの認識に問題なければ以上でノートパソコンのSSD交換自体は完了です。
続けてWindows10を起動させます。
ノートパソコンのSSD交換後 パーティション調整でCドライブの空き容量を増やす
以降はSSD交換後の作業です。
今までのWindows10の状態のまま起動が確認できれば次にSSDのパーティションの調整です。
SSD内のパーティションを調整してCドライブの空き容量を増やす
そっくりそのままのSSDのクローンを作成して取り付けただけではSSD換装前と同じ状態ですので意味がありません。
SSDの増量した分を活用できるようSSD内のパーティションを調整していきます。
大容量SSD交換で出来た未割り当て容量の346.52GBをCドライブに合体させたいわけですが、未割り当て領域の間にWinREとHDDRECOVERY領域がありますのでそのまま結合ができません。
WinREとHDDRECOVERY領域をSSDのセクタ後方に移動させる必要があります。
専用のパーティション調整ツールで左から右へそのままデータを移動させます。
これでようやくCドライブの隣に未割り当て領域が来ました。
あとは未割り当て領域を結合させればCドライブの空き容量が一気に増えます。
ボリュームの拡張です。
以上でSSDのパーティション調整は完了です。
大容量のSSDへ交換した事によりCドライブが106GBから454GBに空きスペースが40GBから389GBに増えました。
これでSSDの容量不足に心配する事なくノートパソコンを使用する事ができます。
最終動作チェック
Windows10の起動・シャットダウン・再起動などの動作を確認して問題なければノートパソコンのSSD交換に対する一連の作業は全て完了です。
以上が空き容量を増やす目的でのSSD換装作業の流れとなります。
関連情報