AFTと非AFT HDD交換

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AFTのHDDとは

AFT・アドバンスドフォーマット

AFTとはAdvanced Format Technology(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)の略語でHDD規格の一つです。
A・F・Tそれぞれの頭文字をとってAFTと言います。

AFTのHDDには一般的にAFと言うマークが貼られていますがこれがAFTの規格を採用しているHDDの事です。

従来のHDDのセクタ長をより長くして大容量で効率の良いHDDにする為にAFTと言う新しい規格が作られました。

AFTと非AFTによるHDDの違い

従来のHDDは1セクタ512バイトでしたがAFTのHDDはこのセクタを拡張し4096バイトへ広げる事により記憶効率を高めHDDの向上を図っています。
いわゆる4Kセクターと言うのがAFTのHDDです。

一方従来のHDDは一般的に非AFTと呼ばれます。
アドバンスドフォーマットじゃないHDDと言う意味です。

AFTのHDDは従来の8倍のデータが1つのセクタに収まる事になります。
(従来の1セクタ512バイト×AFTによる拡張8倍=AFT実質の1セクタ4096バイト)

非AFTが搭載されている今までのパソコンでも使えないと問題ですのでAFTのHDDは互換性を維持するために、実際には4Kで書き込むがAFTでもやり取りを非AFTと同様に512バイト単位で行えるようエミュレーション機能を搭載しています。
HDDの仕様書などでAFTの場合AF(512e)などと記載されているものもありますが512eと言うのはAFTでも非AFTのようにエミュしてますよと言う事でありAFTのHDDだと言う事です。
この機能により非AFTのHDDからAFTのHDDへ交換してもそのままパソコンが動作するようある程度互換性が備えられています。

このAFT規格のHDDは2010年ごろから流通してきましたが2014年現在では殆どAFTタイプのHDDしかありません。

しかしこのハードディスク。
非AFTからAFTのHDDへ交換する際には注意点や問題点が幾つかあります。

AFTハードディスクの問題点

AFTのHDDは使用するWindowsのOSによっては非AFTのHDDからそのままHDDを交換して使用するとAFTの影響で本来のパフォーマンスを発揮出来なかったり今まで非AFTのHDDが搭載されていたメーカーパソコンでAFTタイプのHDDへ交換するとリカバリインストールしようとしても途中でエラーが発生してリカバリが失敗したりリカバリ出来ても不完全で正常にパソコンが動かなかったり丸ごとコピーしてもそのままマッチせず正常に動かなかったりなどAFTのHDDとWindows環境やプログラムに起因するマッチング問題が発生する場合があります。

当店では非AFTのHDDで交換できるパソコンもありますが、もう殆どの規格や容量でAFTのHDDを選択するしかありません。

また大容量のHDDではAFTタイプのHDDしか存在しないものもあります。

中古であれば非AFTタイプのHDDもある程度部品を手配する事は出来ますがハードディスクは消耗品ですので中古品のHDDに交換してパソコンを修理すると言うのは好ましくありません。

よって例えそのままAFTのHDDが対応しきれないパソコンであったとしても何とか交換して調整してWindowsが動作できるようにパソコンを修理するしかありません。

AFTのHDDに対応しないパソコンでもHDD交換対応します。

この非AFTからAFTのHDDへ交換する際の問題はWindows7やVISTAやXPなどのパソコンで見られます。
Windows8以降はAFTのHDDに対応していますので大丈夫です。

本来AFTのHDDはWindows7やVistaも対応しているのですが一部のメーカーPCでHDDを交換する際に問題がある場合があります。

しかしながらHDDの故障でHDD交換修理をする場合でもHDDの容量アップ換装して空き容量を増やす場合でもハードディスクを取り替えてwindowsが起動してまともにパソコンが使用出来ないと意味がございません。

特にメーカー製パソコンの修理でHDD交換をする場合、リカバリインストールでAFTのHDDに対応しなかった場合は非常に厄介ですが当店ではHDD部品の取替えからOSの導入・windowsの起動確認まで含む一式サービスを行っておりますので元々非AFTのHDDが搭載されていてAFTのHDD交換の際にそのまま対応しないパソコンであっても調整してwindowsの起動まで構築しております。
ご安心ください。

AFTのHDDによるパフォーマンス低下とは

AFTのHDDマッチング問題として本来のパフォーマンスを発揮出来ないと言う部分はパーティションの開始位置によるものです。

物理的には従来のHDDの8倍ごとに1セクタとなる為、AFTの場合はパーティションの開始位置も8の倍数で始まるところにしなければなりません。

例えばwindowsXP標準の開始位置は63セクタ目となり8の倍数ではない為、ズレが生じます。
このズレがAFTの場合は無駄な動きとなりハードディスクのパフォーマンス低下要因となります。

一方、Windows VISTAや7などは通常ですと開始位置が2048セクタとなり8で割り切れますのでAFTでもズレが生じません。

この開始位置がズレている場合はパーティションのアライメントを調整する事によりAFTでも本来のパフォーマンスが発揮できるようになります。

パーティションテーブルの情報を診て開始オフセットにズレがあるかどうか確認します。
尚、Windows標準の機能でもmsinfo32のシステム情報でAFTのHDDパーティションの開始オフセットを確認する事ができます。
ファイル名を指定して実行を立ち上げて名前にmsinfo32と入力してOKをクリックしてシステム情報のウインドウからコーポネントのタブを展開し記憶域・ディスクの順に進めばパーティション開始オフセットなどを含めたディスク情報が確認できます。

ズレが生じていたらAFTに合わせる為にパーティションツールで開始オフセットの最適化です。
パーティション調整の際は時にデータを大きく移動させます。
ハードディスク内データのバックアップを取ってから行ったほうが安心ではあります。

AFTの最適化後にデータアクセスの速度が改善したかどうかなど違いを診るにはCrystalDiskMarkなどのベンチマークソフトで計測するのが良いでしょう。

当店のハードディスク交換サービスではAFTで交換する際にWindows XPなどでパーティションの境界がマッチしない場合でも取り付け後にアライメントの調整まで含めて行っております。

アライメント調整の参考例

AFTのアライメント調整前

XPでそのままAFTのハードディスクで稼動させた状態。

AFTのアライメント調整後

アライメント調整後の状態。
セクタの開始位置やクラスタサイズの調整などにより
書き込みで大幅に向上しているのが判ります。

AFTのHDDでリカバリインストールが出来ない問題

メーカー製パソコンのAFTマッチング問題はリカバリイメージ・プログラムとのマッチングによるものです。

この部分が対応しないと交換してリカバリインストールをする際にエラーが出て進められない事もあります。

AFTでリカバリの際にエラー333

リカバリインストール時エラー333で止まってしまう。

上記の写真はSONY VAIOのノートパソコン修理でハードディスクの故障によりAFTタイプに交換しリカバリインストールを試みた際の写真です。

元々非AFTタイプのHDDが搭載されていましたが、AFTタイプへ取り替えてリカバリインストールを行おうとするとイメージの展開前にエラー333と言うエラーが発生しリカバリインストールが出来ません。

このようなパソコンでも当店ではwindowsの起動まで構築致します。

リカバリイメージは展開出来るがセットアップ段階でエラーが出て完了出来ない場合もございます。

AFTでリカバリ失敗

インストールを完了できませんでした。
このコンピューターにWindowsをインストールするには、インストールを再実行してください。

上記の写真はWindows7搭載ノートパソコンの修理で元が非AFTのHDDでAFTタイプへ取替えてリカバリインストールを行った際の写真です。
Windows7でAFTタイプへ入替えてリカバリインストールを行った際に比較的多いセットアップ失敗の現象です。

インストールを完了できませんでした。このコンピューターにWindowsをインストールするには、インストールを再実行してください。と表示されOKを押して再起動をかけてもまた同じ画面でエラーになり進む事が出来ません。

このコンピューターのハードウェアで動作するようにWindowsを構成できませんでした。
と表示されるものもあります。
同様にリカバリインストールをして「このコンピューターのハードウェアで動作するようにWindowsを構成できませんでした。」と表示されセットアップが失敗する場合もAFTマッチング問題です。

AFTのHDDへ交換後にリカバリインストールが出来ても問題となる動作

リカバリインストールが完了出来ても不完全なリカバリだったり問題となる動作が起きるものもございます。

AFTハードディスクのトラブル

Windows メールを起動できませんでした。

上記の写真はメールソフトが起動出来ないと言うものです。

VistaなどではWindows メールを起動できませんでした。
7などではWindows Live メールを起動できませんでした。
と表示されます。

この他、windowsアップデートが出来なかったり、リカバリは完了してもデバイスが正常認識出来ていなかったり通常では表示されない部分でユーザーアカウント制御(UAC)のウインドウが表示されたりする場合などAFTにマッチしないとたとえ起動出来ても普通に使えません。

データを丸ごとコピーして非AFTからAFTのHDDへ交換しても問題となる動作

データ環境移行(丸ごとコピー)で対応する場合でも元が非AFTタイプで交換するHDDがAFTタイプの場合、windowsの環境がAFTタイプに対応していない場合は上記で説明したメール問題の他windowsアップデートが出来なかったりなどの現象が発生します。

そっくりそのままセクタを完全にコピーしてクローンを作成し取り付けすれば本来であれば同じように動作しないとおかしいのですが何故そのような現象になってしまうのか。
AFTだとソフト的にマッチしない部分がある為です。
環境とデータに整合性が取れない為の動作に不具合が起こります。

もし非AFTからAFTのドライブにコピーして普通に動かなくても調整すれば解決します。
当店では従来タイプの小さい容量のHDD搭載パソコンでもしそのまま適合しなくても調整して大容量のストレージへ換装する事が可能です。

非AFTからAFTのHDD交換もお任せください

このようにAFTのドライブは判らないままハマると非常に大変で多くの時間を費やすようになってしまいます。
分解してHDDを取替えたはいいが動かずにまた分解してやり直して色々試してなど試行錯誤して何度も失敗して時間はどんどん過ぎ何も進まず解決しないとなっては本末転倒です。

ご自身でチャレンジしてハマってしまい当店へ相談・ご依頼頂いたお客様もいらっしゃいます。

  • AFTに対応するのかどうか不安な方。
  • リスクを負いたくない方。
  • ハマって後悔したくない方。
  • 試行錯誤して時間を費やしたくない方。

是非当店の交換サービスをご利用ください。