リカバリインストール・リカバリによるパソコンの初期化・Windows再インストール

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リカバリインストールとは・リカバリでのWindows再インストール

リカバリとはWindowsをインストールする方法の一つでメーカーパソコンでのリカバリはパソコン購入時相当のWindows環境をインストールして初期状態戻す復元作業の事です。

一般的にはソフト的な障害によりWindowsが不調になったパソコンのWindowsを入れ直し正常な状態へ修理・修復する為に行います。

一旦システムドライブのデータを消去して正常なOSをリカバリ・再インストールし正常なWindows環境へリカバリする事でパソコンを使用できるように再構築すると言うのがリカバリによるインストールの作業となります。

リカバリを簡単に言いますと初期状態のWindowsをインストールする事によるWindowsの修理です。
ハードディスクが故障したメーカーPCを修理する際にもハードディスクを交換した後に通常この「リカバリインストール」と言う作業を行いWindowsが起動できるようリカバリして修理する形になります。

リカバリインストールと同様の呼び名

リカバリインストールの呼び名は色々あります。
リカバリーとかNECのパソコンでは再セットアップと言ったりリカバリの事をパソコンの初期化とか再インストールとかリストアとか言うところもあります。

これらは基本的にみな同じで通常色々カスタマイズしたWindowsのリカバリイメージをハードディスクに展開してデバイスドライバも認識した状態でプリインストール済みのアプリも含め一括してWindows環境をインストールする作業の事です。
これらを一般的にリカバリインストールと言います。

リカバリインストールのメリットとデメリット

リカバリでの修理
Windowsやソフトウェアに不具合のあるパソコンを修理する場合、リカバリによる修理は手っ取り早い修理方法で今までのデータが不要であればリカバリで初期状態のイメージをリカバリインストールする事によりパソコンを復旧できます。

尚、ハードディスクが故障したパソコンはそのままリカバリしても修理できません。

リカバリインストールのメリット

  • Windowsの不具合がソフトの不具合であればリカバリで改善する
  • ソフトの問題でパソコンの動作が遅い場合はリカバリで復旧する
  • Windowsのソフトクラッシュで起動しなくなったパソコンがリカバリで起動が復旧
  • Cドライブにウイルスが入っている場合リカバリすればウイルスも消える
  • リカバリすれば故障原因の判断材料になる

リカバリインストールのデメリット

  • リカバリすると今までのデータや設定が消えてしまう
  • ハードディスクの故障であればリカバリしても修理できない
  • リカバリすると初期状態に戻る

リカバリインストールの方法

リカバリインストールの方法は二通りあります。
リカバリ領域からインストールするのかリカバリディスクからインストールするのかと言う事になります。
尚、ハードディスクを交換した場合はリカバリ領域が無いのでリカバリディスクから行います。

リカバリ領域からインストールする方法

通常であればハードディスクのパーティションの一部に内蔵されているリカバリ領域からリカバリインストールを行いますがパソコン起動時にリカバリ領域から立ち上げて元へ復元する為のリカバリプログラムを起動させるようになります。
このリカバリエリアはDtoD領域(Disk to Disk)などと言いそのリカバリ領域から復元する方法をDtoD方式とか言う場合もあります。

リカバリ領域を立ち上げる方法はNECや富士通・SONY・東芝などパソコンメーカーにより様々で起動時にファンクションキー(F10やF11やF12やF4など)を押してリカバリブートさせるものや東芝dynabookだと0キー(ゼロキー)を押してリカバリブートさせるパソコンや富士通FMVなどはサポートボタンやブートデバイス選択画面からトラブル解決ナビと言うツール・リカバリプログラムを立ち上げてリカバリインストールを開始するパソコンもあります。

SONY VAIOではASSISTボタンからVAIO CareレスキューやVAIOリカバリーセンターなどのリカバリプログラムを立ち上げてリカバリしたりパナソニックレッツノートではBIOSセットアップ画面からリカバリインストールを開始するパソコンもあります。

メーカーや機種によりリカバリの立ち上げ方も様々ですが理屈は同じでリカバリ領域や回復領域から初期状態へ戻すためのリカバリプログラムを立ち上げると言う事です。
以降は画面の指示に従いリカバリインストールを開始しイメージ展開後Windowsが起動するようになります。

リカバリディスクからインストールする方法

リカバリディスクからリカバリプログラムを立ち上げる場合は、BIOSで立ち上げようとするブートデバイスの優先順位を先頭の一番目に持ってくるようにします。
通常であればリカバリディスクはCDやDVDやBDなど光学メディアでブートさせますのでリカバリディスクから立ち上げたい場合はDVDドライブやブルーレイドライブなど光学ドライブをブートデバイスとして選択します。

リカバリのブートディスクは通常リカバリディスクの1枚目になりますのでこのブートディスクを入れてリカバリプログラムを立ち上げるようになります。
最近ではUSBメモリなどに作成できる機種もあります。
リカバリディスクがUSBメモリの場合はUSBメモリをブートデバイスとして選択します。
何事も別のデバイスで立ち上げたい場合は立ち上げようとするブートデバイスを指定してあげるのがポイントです。

以降は画面指示にしたがいリカバリインストールを開始させますがリカバリディスクから行う場合は、一旦復元イメージのデータをリカバリ領域に収納してからCドライブに復元・リカバリイメージを展開するパソコンが多いです。

リカバリ領域まで復元される仕様であれば再びリカバリで初期化したい時、内部のリカバリ領域からリカバリインストールを実行する事もできますが、このリカバリ領域まで復元されな場合は以降もリカバリディスクからしかリカバリインストールは行えません。
リカバリメディアが壊れればリカバリ出来なくなりますのでメディアにキズが付かないよう大切に保管されるようお勧めします。

主なリカバリプログラム

  • TOSHIBA Recovery Wizard
  • VAIO Careレスキュー
  • VAIOリカバリーセンター
  • NEC 再セットアップ
  • NECリカバリーツール
  • 富士通 トラブル解決ナビ
  • Dell DataSafe リストアと緊急バックアップ
  • HP Recovery Manager
  • Lenovo OneKey Recovery
  • ONKYO リカバリツール
  • Norton Ghost

ハードディスク交換後のリカバリインストール

ハードディスクの故障でハードディスクを交換する際にWindowsを工場出荷時相当(パソコン購入時相当)の状態にしたい場合は通常リカバリディスクを使用してリカバリインストールを行います。

まだリカバリディスクを作成していない場合

もしリカバリディスクを作成していない場合でハードディスクの故障でもまだWindowsが起動・稼動する状態なのであればハードディスク交換修理を依頼される前に至急マニュアルに沿ってリカバリディスクをお作りください。

Windowsは動作するがリカバリディスクの作成方法が判らない場合はハードディスクを交換する前に当店でリカバリディスクの作成まで承る事も可能です。
※Windowsが正常に動作しパソコンに搭載されているリカバリディスク作成ツールを利用してリカバリディスクが作成出来る事が前提

リカバリディスクが作成できればハードディスク交換後にリカバリディスクからリカバリインストールでWindowsをインストールする事ができます。

リカバリディスク

工場出荷時状態に戻すリカバリディスク

リカバリディスクを作成する前に故障してしまった場合

もしリカバリディスクを作成していないままハードディスクが故障してしまった場合やWindowsは何とか動作するがリカバリディスクの作成を試したところリカバリディスク作成途中でエラーになりリカバリディスクが作成出来なかったと言う場合もあるでしょう。

そのような場合でもメーカーからリカバリディスクが購入できるパソコンもありますしパソコンの状態によってはリカバリディスクが無くてもハードディスク交換修理時にそのままリカバリインストールで対応出来る可能性もございます。

ハードディスクを交換したいがリカバリディスクが無い場合やリカバリディスクを作成していない場合でも諦めずにご相談ください。

尚、パソコンによっては修理でハードディスク交換後にリカバリしようとしても取り付けたHDDがリカバリのイメージにマッチングせずリカバリ中やセットアップ時にエラーになってしまうパソコンもあります。

もしそのままリカバリできないパソコンでも当店ではハードディスク交換修理の際に調整してリカバリイメージを展開させてリカバリインストール後のWindows起動まで構築する事が可能です。

リカバリインストールとWindowsインストールの違い

リカバリとはWindowsのOS以外にプレインストールされていたアプリケーションソフトや専用のユーティリティソフト・専用のデバイスドライバなど全て含めた工場出荷時相当のイメージをハードディスクのCドライブにリカバリする事によりパソコンを購入した時のWindows環境相当の状態へ回復する作業となります。
簡単に言いますとリカバリすれば工場出荷時相当のWindows環境が立ち上がるようになります。
いわゆるメーカーパソコンの初期状態です。

一方、Windows単体でのインストールの場合はリカバリインストールとは異なりWindowsのみしかインストールされません。
アプリケーションソフトもリカバリ時とは異なりWindows標準搭載のソフトしか入りません。
デバイスドライバもリカバリの場合は全て最初から認識されていますがWindowsインストールの場合は標準で入っているドライバでしか認識出来ませんのでそれ以外のデバイスは未認識デバイスとなります。
これらがリカバリとの違いです。
何か使用したいソフトがあるのであれば自ら手動で個別にインストールするようになり未認識デバイスも認識させたい場合は個別に専用のドライバを入れてセットアップするようになります。

Windowsインストールとは主に自作PCなどでWindowsを手動で一から構築していく方法となります。
一方、メーカーPCの場合はそのように一から手動で構築するのは大変で時間も手間も非常にかかりますのである程度簡単にする為に購入時相当のWindows状態を丸ごとイメージ化したリカバリイメージがありそれをリカバリインストールする事により一発で購入時の初期状態へ戻せるようになっています。

リカバリするとOfficeはどうなるの?

ハードディスク交換を承る際によくお客様から今まで入っていたオフィスのソフトはどうなるのかと聞かれる事があります。
オフィスが元々プレインストールされているパソコンはOfficeのパッケージが付属していると思います。(ディスクとプロダクトキー)
昔のパソコンはリカバリ時又はリカバリ後に付属のOfficeのパッケージでオフィスをインストールしてセットアップする事によりワードやエクセルが使えるようになります。
最近のパソコンではリカバリする事によりWindowsと一緒にオフィスもリカバリされる機種もあります。
この場合はリカバリ後、オフィス初回起動時に付属オフィスのプロダクトキーを入力してセットアップすればワードやエクセルが使えるようになります。

リカバリしたりハードディスクを交換するとオフィスが使えなくなると言う事はございません。
ご安心ください。

尚、Windows10やWindows8.1/8などのパソコンの場合はオフィスのプロダクトキーしか付属していないパソコンがあります。

リカバリする前にバックアップ 困難な場合はデータ復旧で救出を検討ください。

リカバリをすると今までのデータが消えます。
必要なファイルやデータがある場合はリカバリ前にバックアップが必要です。
Windowsが入っているCドライブ・システムドライブはフォーマットされる為間違いなく消えます。

リカバリプログラムの仕様によって様々ですがリカバリ領域以外全て消さないと元に戻せないパソコンの場合は復元部分の領域以外全てのデータが消えてしまいます。

もし論理的な障害でWindowsが起動しなくなってバックアップもできないパソコンからデータを取り出したいファイルを救出したい場合は当店のデータ復旧サービスでファイルの救出を行っておりますのでご希望ありましたらリカバリされる前にデータ救出・ファイルを取り出したい旨ご相談ください。