Windows7で「ハードディスクの問題が検出されました」と表示される問題
Windows 7を起動した時に突然「ハードディスクの問題が検出されました」と言うウインドウが表示される場合があります。
ハードディスクの問題が検出された?ハードディスクの修理交換?Windowsは起動するのに一体どんな問題なのか??
ハードディスクが問題有りと異常警告を発するもののパソコンは動作するので故障しているとも思わないでそのまま使っていたり、何だかWindowsの起動やパソコンの動作が遅くなってきて、やっぱりハードディスクに問題があるのか...パソコンを修理しないとダメなのかと不安になられている方もいると思います。
「ハードディスクの問題が検出されました」のエラーメッセージ内容
ハードディスクに問題が検出されるとWindows上で以下のようなエラーメッセージのウインドウが表示されます。
ハードディスクの問題が検出されました
データの損失を防ぐためにディスク上のファイルを直ちにバックアップしてから、コンピューターの製造元に連絡して、ディスクの修理または交換が必要かどうかを確認してください。
- バックアップ プロセスを開始する(S)
- 後でもう一度確認メッセージを表示する(A)
次回の警告の前にディスクで障害が発生する場合は、ディスク上のプログラムとドキュメントのすべてを失う可能性があります。
- 今後この問題について確認メッセージを表示しない(非推奨)(D)
ウインドウ左下の詳細の表示をクリックすると問題となっているハードディスクの情報などが確認できます。
以下詳細部分のメッセージ内容
直ちに実行する手順
ディスク障害が発生すると、そのディスク上のすべてのプログラム、ファイル、およびドキュメントが失われるため、貴重な情報を直ちにバックアップする必要があります。ハードディスクを修理又は交換するまで、コンピューターを使わないようにしてください。
障害が発生しているディスクの確認
次のハードディスクで障害が報告されています
ディスク名:(ハードディスクのメーカー名やハードディスクの型番など)
ボリューム: C:\;D:\などドライブのパス
ちなみにCドライブがWindowsが入っているドライブです。
Cドライブが含まれている場合Windowsが入っているハードディスクに問題が発生していると言う事になります。
この「ハードディスクの問題が検出されました」のエラーウインドウの表示は一体どう言う意味なのか。
以下発生原因や修理の内容・考え方などをご案内致します。
「ハードディスクの問題が検出されました」の発生原因
ハードディスクの問題が検出されましたと表示される原因は一般的にハードディスクの自己診断(SMART)がハードディスクの障害を検知して発生するものであり、それをWindows 7を介してハードディスクの問題が検出されましたと警告ウインドウを表示している状態です。
ハードディスクの問題が検出されましたと表示される場合の大多数の原因はハードディスクに不良セクタが数多く発生して代替セクタで補完しきれず代替済みセクタ数がSMARTの閾値を下回った事によりハードディスクが限界を超えてSMARTエラーが発動しそれをWindowsを介して表示された状態です。
ハードレベルの物理的な異常で発生しているものでソフトウェアのトラブルではありません。
例外を除きハードディスクの故障です
このハードディスクの問題が検出されましたのエラーはチェックディスクやリカバリなどソフト的な修復をしてみてもパソコンを修理する事はできません。
負担がかかるデータアクセスで余計にハードディスクの状態を悪化させるリスクが高まります。
ハードディスクの機械的な問題・故障なのですからハードの修理が必要です。
ウイルス・マルウェアの感染でもありません。
あとメッセージを非表示にするのも意味がありません。
せっかくハードディスクに問題があると教えてくれているのに非表示にしてしまう。
ハードディスクは故障したままですので何の問題解決にもなりません。
一番最初にエラーが発生した時点で既に故障
この警告ウインドウが現れた時点で既にハードディスクに異常があると言う事になります。
通常であればハードディスクが限界を超えた場合に表示されるものですのでエラー警告が表示される前から既にWindowsの動作に問題が起きて異変に気がつく方もいらっしゃるかもしれません。
何か動作の異変に気がついた場合は既にハードディスクが故障している可能性があります。
早めに確認して修理の準備をされるようお勧めします。
「ハードディスクの問題が検出されました」の修理はHDD交換修理
パソコンを修理するにはハードディスクの交換修理が必要です。
エラーウインドウが出ている状態でそのままパソコンを使用し続けてもどんどんハードディスクが壊れていくだけで勝手に改善する事はありません。
ハードディスクの問題でありハードディスクの故障です。
パソコン(ハードディスク)の状態によってはデータを保持したまま修理できる場合もございます。
早めにパソコンを修理する事により最善の修理が行える可能性が高まります。
問題を解決したい場合は是非当店のハードディスク交換サービスで修理をご検討ください。
「ハードディスクの問題が検出されました」のデータバックアップ
ハードディスクの問題が検出されましたと表示されたパソコンを修理する部分に関してはハードディスクの交換修理ですが、修理の前に必要あればデータのバックアップです。
Windows標準機能はお勧めしない
バックアップをとる際にハードディスクの問題が検出されましたのウインドウ内のバックアッププロセスを開始する(バックアップと復元)からの実行はお勧めしません。
既にハードディスクに問題が起きている状態でwindows標準機能のバックアップを使用した場合、失敗したあげく余計に悪化させてしまうリスクが高くなるからです。
本当に大事な個人ファイルがある場合は、手動で個別にファイル単位なりフォルダごとなりでUSBメモリや外付けハードディスクなどへデータのコピーを行う方法で取られるようお勧め致します。
データの退避もできない場合は
もしWindowsもまともに操作できないほどパソコンの動作が悪化したり手動でコピーも失敗する状態でそれでもデータを救出したいと言う場合は当店のデータ復旧サービスをご検討ください。
パソコンを修理する際にハードディスク交換サービスと同時にデータ復旧サービスも利用されるお客様も多々いらっしゃいます。
ハードディスクに問題を抱えたままの状態でむやみに動かせば取り出せるデータも取り出せなくなってしまいますので危ないと感じたら以後通電させずご相談ください。